学校便り__
11月20日(木)の2時間目に、江戸時代末期に起こった被差別部落の者と奉行(権力者)、町人(差別者)との差別事案と裁きを題材に、差別を許さない気持ちを高める学習を行いました。 被差別部落の者であることを理由に、神社への参拝を許されず、町人から集団で暴力を振るわれ、奉行所に訴えるも町人はほぼ無罪とも言えるお裁きが下されたのです。 それに加え、その裁きを町人たちは「名判決」と讃えたのです。
子供たちは、江戸時代とはいえ、一連の事案に憤りを覚えました。「この判決はおかしい」と、訴えたい。しかし、友達の考えを聞いているうちに、そうはっきりと言えない、自分の弱さにも気付きました。
被差別部落の人たちへの差別は、現代社会にも様々なかたちで残っています。令和の時代であっても差別が解消されているとは言えません。 差別者への憤り、差別を許さない心、そして差別者の心の弱さに気付き、被差別者を生まない社会をつくり続けてほしいと願います。